結論:MCI(軽度認知障害)を保障する認知症保険はありますが、すべての商品が対象ではありません。MCI給付の有無、診断基準、給付回数、認知症へ移行した場合の追加給付を個別に確認する必要があります。
MCIと認知症は同じではない
MCIは、認知機能の低下がみられる一方で、基本的な日常生活が大きく損なわれていない状態を指します。保険商品では、MCIと認知症を別の給付条件として扱う場合があります。
MCI保障で確認する項目
- MCI診断のみで給付されるか
- 指定医療機関や所定の検査が必要か
- 給付金は一回限りか
- 認知症へ移行した場合に追加給付があるか
- MCI給付後も契約が継続するか
- 責任開始前や待機期間中の診断が対象外になるか
MCI保障を選ぶときの注意
MCIは経過が一様ではなく、状態が改善する人、維持する人、認知症へ進行する人がいます。そのため、MCI給付があるという理由だけで商品を選ぶのではなく、給付額が生活上の何を補うのかを決めます。受診、運動、社会参加、服薬管理、家族支援などに使う想定があるかを考えると、保障額の意味が明確になります。
作業療法士の視点
MCI段階では、単純な記憶訓練だけでなく、買い物、交通機関、家事、趣味、地域活動などを継続できる環境づくりが重要です。保険金を受け取れるかだけでなく、早期に相談先と生活支援を確保できるかを同時に考えます。
参考資料
注意点
この記事は2026年7月24日時点の一般的な制度情報を整理したものです。保険商品の給付条件、保険料、制度の適用可否は契約内容・加入制度・年齢・所得・自治体などによって異なります。契約前や申請前には、保険会社、加入する健康保険、年金事務所、市区町村、勤務先の担当部署などへ最新情報をご確認ください。